ロープを必要な長さに切るときは、よりの緩みを防ぐために、切断個所の両側にシージングを施してから切って下さい。
たとえ不反発性よりロープであっても、切口をたたきつけたりしますと、よりが緩んで、ロープの損傷の原因となりますから、下表によってシージングを施してください。

ロープ径とシージング

• ナフレックスロープ
• 3~4ストランドロープ
• ピッチの長い特殊ロープ

→非自転性ロープは、完全な不反発よりでない場合が多いのでシージングの長さを標準より長くする。

• ロックドコイルロープ
• コンセントリックロープ

→８～１０箇所シージングを行う。

シージングの方法

なお、シージングは、手巻きではなく、上図に示すような道具（カクバシなど）を使って堅く巻くことが肝要です。